アモルファス合金
(Metglas®)
近年、地球温暖化対策として、省エネルギー化が喫緊の課題となっています。各国でエネルギー効率規格の厳格化が進展しており、その規格に適合するより低損失な鉄心材料が求められています。
アモルファス合金は、合金溶湯を超急冷(毎秒100万℃以上)してつくる結晶構造のない金属です。結晶構造に由来する異方性がなく、磁壁の移動を妨げる結晶粒界が存在しないため、高飽和磁束密度でありながら高透磁率、低損失の優れた軟磁気特性を示します。鉄(Fe)を主成分とするアモルファス合金は、方向性電磁鋼板など従来の軟磁性材料に比べ無負荷損(鉄損)が約1/3~1/5と小さく、省エネルギーを通じてCO2排出量の削減に大きく貢献しています。
プロテリアルでは、アモルファス薄帯を提供し、そのリサイクル・システムも構築しております。
貴社に合わせた材料活用方法を提案します
特徴・特性
Fe基アモルファス合金は、結晶構造を持たないためヒステリシス損失が小さく、また、板厚が薄く電気抵抗率も高いため渦電流損失が小さい等の特性を有しており、方向性電磁鋼板に比べ、鉄損が低いという特長を持っています。
製造方法およびリサイクル・システムについて
用途
アモルファス合金は、主に柱上変圧器、産業用変圧器用に使用されておりますが、その優れた特性により、ノイズ対策部品、電子回路部品、EV用部品等にも幅広く採用されております。
近年は、電磁鋼板に比べ、鉄損が低いという特長からモーター用コアへの検討が進んでます。
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トランス用途
ノイズ対策部品
電源回路用部品
EV用部品
モーターコア用途
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