モータ用磁性楔材料
トピックス
- 2022年9月1日
- 誘導モーターの高効率化に貢献する高性能磁性楔の開発
概要
世界の電力消費量の40%を占めるといわれるモーターの高効率化は喫緊の課題であり、さまざまな取り組みがなされています。その取り組みの1つとして、モーターの構造やサイズを変えることなく、実装する事により高効率化を実現する「磁性楔(くさび)」が注目されています。
貴社に合わせた材料活用方法を提案します
特徴・特性
樹脂を使用せずに磁性粒子同士を接着する新技術を用いて、樹脂を含まない新しいタイプの磁性楔を開発しました。この新技術により磁性粒子の密度を高めることが可能となり、従来比約2倍の高透磁率を実現しました。さらに、高密度の当社磁性楔は従来比約1.5倍の高強度を示すとともに、樹脂レスであるため高温でも強度が低下しない優れた耐熱性を実現しました。また、当社磁性楔は従来材を上回る高電気抵抗と高熱伝導率を有するため、磁性楔自体に発生する渦電流損失の低減やモーター冷却効率の向上にも効果が期待できます。
磁性楔適用例
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当社磁性楔の磁気特性
- 従来材に比べて約2倍の透磁率を示す
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強度の温度依存性
- 従来材に比べて高強度でかつ高温でも強度が低下しない
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