ソフト
フェライト
概要
プロテリアルでは独自の粉末配合技術と粉末加工技術・熱処理技術により特長あるソフトフェライト製品をラインナップしており、携帯機器・産業機器・xEV等 幅広い分野で受動部品の小型化・軽量化・高効率化に貢献します。
特徴
ソフトフェライト材料は他の軟磁性材料に比べ飽和磁束密度は低いものの、電気抵抗が高く、高周波領域での磁気特性が圧倒的に優れているのが特長です。
また、製品の形状自由度が高く多岐に渡る用途への展開が可能であり、各種用途へ対応したシリーズ材質を取り揃えております。
- ・Mn-Zn系フェライトとNi-Zn系フェライトの双方とも製造しております。
- ・用途・要求仕様に応じてフェライト材料をシリーズ化、各種用途に合わせて最適な材料を提案させていただきます。
トランス用途(Mn-Zn)・通信(センサ)用途(Mn-Zn)
Mn-Zn系材料
Mn-Zn系 高周波電源用ソフトフェライトコア MaDC-F® (マードック-F)
磁区制御技術を用い、高周波駆動時のコア損失を低減した高性能フェライトコア材料「MaDC-F®シリーズ」
主組成配合比の適正化、温度特性の改善を可能とする微量添加成分の探索・適正化、さらに、ヒステリシス損失と渦電流損失の解析に基づいた焼成プロセスの適正化と独自の熱処理技術を組み合わせることで「MaDC®」の語源となる磁区制御 (Magnetic Domain Control) を行い、低コア損失化を実現しました。
材料名(MaDC-F®) | 特徴 | 材料基本特性 |
---|---|---|
ML27D | 300kHz~500kHzのコア損失を低減 | |
ML95S | 500kHz~1MHzのコア損失を低減 | |
ML91S | 1MHz~3kHzのコア損失を低減 |
ML91Sに関する設計上の注意: インダクタ、トランスを設計する際、磁心に発生するBmは50mT以下で設計をお願いします。
MnZnソフトフェライト標準形状リストインダクタ用途(Ni-Zn)・通信(センサ)用途(Ni-Zn)
Ni-Zn系材料
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