機能部材研究所 - 電線材料研究部
変えよう発想、超えよう限界
次世代の電線材料の実現をめざして
機能部材研究所 - 電線材料研究部では、被覆材技術、銅合金技術、車載実装技術、材料プロセス技術、高速伝送技術、分析技術、解析技術からなる7つの要素技術を中心に、お客様のニーズに的確にこたえていくための研究開発を推進しています。特に鉄道・医療・電装部品を中心にこれまでにない付加価値の高いケーブルの研究開発に取り組んでいます。
「伝える」をきわめる
電線は、エネルギーや情報を伝えるだけでなく、燃えにくい電線、高温に耐える電線、表面が滑らかな電線など、安全性や利便性といった付加価値が求められます。例えば、鉄道車両の内部配線に用いられる電線は、高難燃性や耐久性だけでなく、限られた空間に短時間で配線できる作業性も。超音波診断装置や産業用ロボットに用いられる電線では、繰り返しの曲げにも耐えられる屈曲性や強度も要求されます。
こうした特性を満たすだけでなく、効率よく、低コストで実現する開発も重要です。これまでは、知見に基づくトライ&エラーが開発の基本でしたが、電線材料研究所ではMI(Materials Informatics)を用いた研究開発にも着手しています。
- 2018年12月13日
- 海外向け鉄道車両用LANケーブルを新たに開発
- 2018年1月
- 3D-CAD と IoT を活用した鉄道車両用ワイヤーハーネス開発(PDF:)
- 2017年1月
- シラン架橋技術を用いた高機能電線被覆材料の開発(PDF:)
- 2017年1月
- 25 Gbit/s/ch × 4ch 差動信号伝送ケーブルの低クロストーク化(PDF:)
- 2014年5月29日
- 高純度銅に匹敵するチタン系粒子を利用した銅合金線の発明
平成26年度 全国発明表彰「21世紀発明賞」を受賞
これからも電線材料研究部は、エネルギーや情報を、より速く、確実に、効率よく伝えるための多様な製品・サービスの実現をめざし、持続的成長と社会課題解決に貢献していきます。