安全衛生
当社グループは「安全と健康はすべてに優先する」という考え方のもと、「安全文化の浸透」「設備の本質安全化」などにより、国内外の製造拠点で安全な職場づくりを推進しています。また、2019年6月には「健康経営宣言」を行い、グループ全社の健康な職場づくりを強化しています。
安全文化の浸透
当社グループは、安全文化の浸透に向けて、社長から安全に関する方針や考え方を伝えるとともに、現場の声を聞く「タウンホールミーティング」を2018年12月から継続開催しています。2020年度からは役員も参加して「タウンホールミーティング」を実施し、幅広く意見を聞き、経営に反映しています。一方、製造現場では、2S3定(整理・整頓、定品・定量・定位置)活動の範囲を安全活動まで広げ、安全文化の浸透を図っています。また、2020年11月からは、安全衛生活動を組織的、体系的に運用管理するための人材づくりとして、キーパーソンである役員、事業所長/工場長、グループ会社社長、製造ライン管理者、安全担当スタッフを対象とした階層別の安全専門研修を開始しました。安全専門研修は、2022年6月までに30回開催し、712名が修了しました。キーパーソンが各部門において、安全衛生活動に積極的に関与し、安全専門研修で学んだことを展開しています。これらの取り組みによって安全文化の浸透、安全文化の再構築を図ると共に、安全活動を組織的かつ体系的に運用管理するための仕組みである労働安全衛生マネジメントシステムの継続的な運用をおこなっていきます。
【労働安全衛生マネジメントシステム】
安全衛生監査
当社グループ安全衛生重点施策の活動や当社規則、関連法規の順守状況を確認するとともに、管理監督者への安全衛生教育を実施しています。2019年度から事業所に対する安全衛生監査を通じて、安全衛生推進計画における安全衛生重点施策の取り組みや化学物質関連の順法状況を確認するとともに、管理監督者に対し災害の傾向からヒューマンエラーの防止対策、挟まれ・巻き込まれ安全対策などの安全衛生教育を実施しています。2021年度は、COVID-19感染拡大の影響により、現地での対応に制約がありましたが、2022年度からは現地での監査を増やしています。
設備の本質安全化
設備の本質安全化を進めていきます。2021年度はグループ全社で挟まれ・巻き込まれ安全対策を優先して取り組みました。 2022年度も引き続き、挟まれ・巻き込まれ安全対策を優先すると同時に、リスクアセスメントの実施によりリスクが高い作業から安全施策を実施していきます。
重大災害を防ぐための基本ルール(鉄則)の浸透活動
災害分析に基づいた重大災害を防ぐ基本ルール(鉄則)の浸透活動を2022年度から開始しました。22年度は、STEP1として、教育、周知活動に取り組み、基本ルールの理解を図っていきます。また点検、対策を進め、現状把握や課題抽出を行っていきます。2023年度からは、STEP2として、STEP1の取り組みを継続しながら、安全のための設備の恒久対策や基本ルールの浸透に取り組みます。そして、STEP3として、これらの取り組みのPDCAを回していくことにより、どんな時でも安全な行動が取れる人づくりと、仲間の安全も守るために相互に啓発し合える安全文化の構築をめざします。
【重大災害を防ぐための基本ルールの浸透活動】
健康経営
当社グループは、全従業員を対象にストレスチェックを実施し、その結果に基づいた施策を実施するなど、こころとからだの健康づくりを行っています。また、働き方改革により過重労働をなくし、活き活きと働くことができる職場環境づくりにも力を注いでいます。2019年6月には「健康経営宣言」を行い、従業員の健康管理を経営課題として捉え、生活習慣病予防や禁煙支援などの取り組みを進め、グループ全社の健康経営施策を強化しています。
健康経営宣言
当社は企業理念に基づき、会社の永続的発展と当社に集う一人ひとりの従業員の幸福のため安全衛生を経営の重要な根幹として位置付け、全ての事業活動において『安全と健康はすべてに優先する』を行動原則とし、心身ともに健全で活力ある人材を育むと共に安全で快適な働きがいのある職場の創出に向けた活動を積極的に推進していきます。
自分と仲間の安全を守り、一人ひとりが自らの健康増進に主体的に関わっていくことができるよう、より一層取り組んでいくことを改めてここに宣言致します。
2023年1月4日
株式会社プロテリアル