次世代標準
ダイカスト金型用鋼
DAC-i®
概要
従来の汎用ダイカスト金型材SKD61に対して、isotropyにより靭性を高めたDACを提供して参りましたが、成分調整とプロセス革新により靭性と高温強度をさらに高め、次世代のスタンダードを意識したダイカスト金型用鋼DAC-iを開発しました。
- ■高温強度と靭性の向上により、耐ヒートクラック性が向上し、金型寿命の改善に貢献します。
- ■靭性の向上により、金型の大割れや水冷穴からの水漏れの低減が期待されます。
貴社に合わせた材料活用方法を提案します
DAC-i特徴
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従来材との比較
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靭性(2Uシャルピー衝撃値)
耐ヒートクラック性
適用事例
製品 | 顧客 | 従来鋼 | 結果 |
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エンジン部品 | A | SKD61改良鋼 | 可動型、固定型で評価中。ヒートクラックの発生が遅延。 |
B | SKD61改良鋼 | 可動型、固定型で評価中。初期クラック数が減少。 | |
駆動部品 | C | DAC-S | 可動型、固定型で評価中。ゲート前のクラックの進展が遅延。 |
D | DAC | 固定型で評価完了。ヒートクラックの発生が半減。進展も遅延。 | |
構造部品 | E | DAC | 可動型で評価完了。クラックの溶接補修半減。型寿命1.2倍 |
備考
本ホームページに記載されている特性値は、代表的な値であり、保証値とは異なりますのでご注意願います。
製品のカタログはこちらからダウンロードいただけます
日立金属 工具鋼技術情報
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