ネオジム・鉄・
ボロン系
高性能
異方性リング磁石
概要
プロテリアル独自の製造金型設計・磁場解析技術を活用した高性能・高機能磁石で、ラジアル異方性磁石、極異方性磁石をラインナップ。
回転子に挿入し接着するだけ。多数個多極接着やステップスキュー(ずらし配置)接着からの置き換えもご提案。産業機器用モータ、自動車電装モータ、各種アクチュエータへも広く適用されています。
貴社に合わせた材料活用方法を提案します
製品
■ラジアル異方性磁石
磁石の磁化容易方向をリング断面の中心から放射状に分布させた磁石です。
■極異方性磁石
製品の極数に応じた磁路が磁石の内部に形成されるよう、磁化容易方向を特殊な分布に制御した磁石です。
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磁極分布の模式図 (極数は代表例)
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表面磁束密度波形 (計算例)
特長
<共通>
- 1. 円筒形状のため、固定子に面する外径側の寸法精度を容易に確保。
- 2. 回転子が単一磁石で構成できるため、磁極間の磁束密度分布のばらつきを容易に低減。
- 3. 磁石固定が容易であり、組立て作業工数低減や樹脂モールドによる一体成形に貢献。
- 4. 回転子が単一磁石で構成できるため、高速回転などにおける信頼性が高い。
<ラジアル異方性>
- 1. 磁極数を任意に設定したりスキュー着磁することが可能。
<極異方性>
- 1. スキューのような特殊な着磁を行わなくても正弦波に近い表面磁束密度が得られる。
- 2. 磁束密度分布のピーク値がラジアル異方性磁石よりも高い。
- 3. 内径側からの漏れ磁束量が十分小さいことから、磁石以外の回転子部材に樹脂などの非磁性材料を活用可。
代表形状 | ||
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項目 | ラジアル異方性 | 極異方性 |
推奨外径寸法(mm) | φ15 ~φ90 | φ8~φ43 |
推奨内外径比 | 0.75 ~0.95 | 0.6~0.8 |
推奨長さ(mm) | 5~60 | 5~40 |
着磁極数 | 着磁コイルで任意に設定 | 製品固有 |
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主な用途
- 1. 産業機器用サーボモータ(ロボット、工作機械など)
- 2. 自動車電装モータ(電動パワーステアリングなど)
- 3. 各種アクチュエータ
製品のカタログはこちらからダウンロードいただけます
磁石使用上の注意事項(PDFファイル)
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