2008年ニュースリリース
日立金属株式会社
超大型プラスチック成形用金型材CENA1®αが十大新製品賞を受賞
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CENA1®α金型例
日立金属の超大型プラスチック成形用金型材「CENA1®α」(セナワンアルファ)が、日刊工業新聞社 第50回(2007年) 十大新製品賞※を受賞しました。
「CENA1®α」は、大画面テレビの枠や自動車のインスツルメントパネルなど、光沢があり継ぎ目のないプラスチック部材を成形する金型(ウェルドレス成形法)の材料として世界で使われています。
結晶粒をコントロールすることにより、靭性の向上と被削性の確保という相反する特性を両立させました。さらに、鏡面性、孔加工性、耐錆性、溶接性など優れた特性も兼ね備えており、ウェルドレス成形法に求められる高性能を実現しています。
大型化が進むテレビ用金型向けで1mを超えるような超大型広幅材でも、結晶粒径をコントロールして均一微細化する技術を確立し、安定量産を可能にしました。
「CENA1®α」は、テレビ、自動車のインスツルメントパネルなど美しいデザインが追求される製品の金型材として、これからもますます需要の拡大が見込まれます。素材が秘める豊かな表現力で進化するものづくりを支えてまいります。
以上
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コミュニケーション室 担当 南 TEL03-5765-4079
2007年 第50回 十大新製品賞贈賞式
( 2008年1月24日開催 )
写真提供:日刊工業新聞社
※「十大新製品賞」は日刊工業新聞社が、新製品の中から、独創的な発明で国内外に反響が大きく、産業、社会の発展に役立つ先進的役割を果たしたとみられる10点を厳選し表彰するものです。優秀新製品の開発奨励と日本産業界の技術水準向上に資することを目的として1958年(昭和33年)に創設した制度であり、この種の賞としては現在、「最も権威ある賞」として位置づけられております。今回の受賞は、前回、第49回の高性能冷間金型用鋼「SLD-MAGIC®」に続き2年連続の快挙となります。
日刊工業新聞 2008年1月23日 掲載 CENA1®α広告