1998年 旧 日立電線ニュースリリース
このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
南海プライウッド株式会社
日立電線株式会社
木質電気一体型床暖房「うたたね」を発売
このたび、南海プライウッド株式会社(香川県高松市松福町1-15-10、代表取締役社長 丸山修)と日立電線株式会社(東京都千代田区丸の内2-1-2、代表取締役社長 原精二)は、木質電気一体型床暖房「うたたね」を共同で開発し、平成10年4月より発売を開始することにいたしました。
床暖房は、熱源が露出していないため安全性が高く、更に足元から暖めることができる快適さなどから、特に子供や高齢者向けの暖房として最近注目されており、また、リフォームとしての需要も見込まれるなど、市場規模は年10%の伸びを予想されています。
今回、南海プライウッドと日立電線が共同開発した床暖房「うたたね」は、熱源として電気を利用するもので、(1)ヒーター線、(2)熱をまんべんなく伝えるための均熱板、(3)断熱材の三つを一体化したヒーターユニットを、床パネルの間に組み込んだ構造をしています。床パネル全体の厚さは一般標準フロアーと同じ12mmで、床パネルと床パネルの接続にはワンタッチ式の特殊コネクターを使用しているため、簡単に施工することができる点に特徴があります。また、床材表面には特殊化粧シートを使用しているため、耐摩耗性、耐クラック性、耐水性、デザイン性等にも優れています。
南海プライウッドは、主力製品である住宅内装材の技術を生かして電気式床暖房という新事業に参入を果たすとともに、こ「うたたね」を販売するにあたっては、従来から持つ建材の販売ルートを活用することができます。また、日立電線は、今回ヒーターユニットの開発製造を担当するにあたって、ロードヒーティングや配管・タンク等、工業用ヒーティングなどで電気ヒーターについて培ってきたノウハウを住宅建材として生かすことができるとともに、従来から製造販売していた温水式床暖房とあわせてより幅広い製品を顧客の要望にあわせて提供できるようになります。
今後は、施工の簡易さ・低コスト等のメリットを生かして、この電気式床暖房「うたたね」を、高級戸建住宅や大手マンション等をターゲットに販売していく予定です。
この「うたたね」の概要は、次のとおりです。
記
(1)製品名称 | 木質電気一体型床暖房 「うたたね」 |
(2)販売目標 | 平成11年3月までに6,600平方メートル/月(2,000坪/月) 売上目標1,200百万円/年 |
(3)特長 |
|
(4)業務分担 |
|
(5)組合せ価格 | 478,000円(8畳の部屋に63%敷設した場合) |