1992年 旧 日立電線ニュースリリース

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日立電線10BASE-Tハブ管理システム発売
日本語環境での標準パソコンによるネットワーク管理実現

 日立電線ではかねてより国内LANベンダとして、FDDI、イーサネット、トークンリング等のLAN機器、配線システム等を商品群としてLAN事業を拡大してきた。中でもイーサネット機器については同軸(10BASE5)、対撚線(10BASE-T)ケーブル対応のトランシーバ、リピータ等を豊富にラインアップしている。

 今回このようなネットワーク機器の拡充を図り、障害対策等ネットワーク運用面でも有効な管理ツールとして10BASE-Tハブ管理システムを開発、発売を開始した。

 ハブ管理システムはネットワーク管理装置とインテリジェントハブ(マルチポートリピータ)HCN-7000で構成される。

特徴

  • ネットワーク管理装置は管理プロトコルとして業界標準のSNMPを採用し、CSMA/CDネットワークを経由してインテリジェントハブとの管理情報の授受を行う。
  • 標準AXパソコンを使用し、小規模ネットワークから大規模ネットワークまで、経済的にハブの構成管理、障害管理、性能管理を行う。
  • グラフィックユーザインタフェース(GUI)環境に日本語MS-WindowsV3.0を採用し、マウスによる簡単な操作でネットワークの稼働状況を日本語環境で監視し、コントロールすることができる。
  • アイコンによるネットワーク構成図の作成の他、ハブの管理情報として多数のオブジェクトをサポートしており従来のネットワーク管理システムでは実現されていないきめ細かな管理が可能となるとともに、統計データのグラフ表示機能によりLANの動作状態を把握できる。
  • インテリジェントハブHCN-7000は24ポートの19インチラックマウントタイプのハブで情報ステーションからの信号の再生中継を行うとともに、ネットワーク管理装置との間で管理情報を授受する。

 価格はネットワーク管理装置が250万円、インテリジェントハブHCN-7000が90万円であり、初年度として40システム、インテリジェントハブ1000台以上の出荷を見込んでいる。

以上