我々日立電線の一員として、社会への第一歩を踏み出した皆さんには、これまで培ってきた知識・経験、そして若さや体力を活かして大いに活躍されることを期待する。 また、今年は日立製作所の創業100周年という節目の年である。日立グループの一員であるということも常に念頭においていただきたい。

　2009年度の世界経済は、各国の景気対策や金融緩和策により最悪期は脱したと見られるものの、欧米や日本を中心に二番底に陥る懸念が払拭できず厳しい状況が続いた。当社の足下の業績も厳しい状況にある。
国境や地域を越えてグローバルに動く世界単一市場の中では、私たち一人ひとりが、真に必要なものは何かを常に考え、限りない変革を実行することが必要である。会社変革のために、皆さんのような若い力が必要であり、是非力を貸していただきたい。

　新入社員の皆さんには次の二点をお願いしたい。
　第一に、何事にも勇気を持ってチャレンジして欲しいということである。先輩には積極的に助言を求め、すぐに課題を解決していくという姿勢が大切である。また、常に自分なりの確固たる考えを持って、意見することも心掛けてほしい。
第二は、何事にも疑問を持って深く考える姿勢を身に付けて欲しいということである。既存のものを是認し踏襲するだけでなく、本質に立ち返って考えることを習慣化し、常に新しいものを企画し作り上げていってもらいたい。

　当社の企業ビジョンである「『伝える』をきわめる」という言葉をしっかりと胸に刻み、皆さんが日立電線で叶えようと誓った夢を追い求め、プロフェッショナルとして成長されることを祈念する。

以上

*	当社の入社式は、本日、茨城県日立市にある日高工場にて行われました。

過去3年間の新卒採用数(総合職)

	大学卒			大学院卒 ((　)内は博士課程修了者で内数)			合計
	事務系	技術系	計	事務系	技術系	計	事務系	技術系	計
2008年度入社	23	10	33	0	35 (1)	35	23	45	68
2009年度入社	19	18	37	1	46 (3)	47	20	64	84
2010年度入社	5	2	7	1	27 (0)	28	6	29	35

*	各年度の4月1日付入社の人数を記載しております。