2005年 旧 日立電線ニュースリリース
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入社式社長挨拶(要旨)
世界では、インターネットの普及によるIT革命、生活やビジネスのグローバル化が進み、日本企業が世界中のライバルとサバイバルレースを繰り広げている中、日立電線グループでは様々な経営施策を展開し、2004年度は110億円の経常利益を計上する見通しである。
今後の継続的な成長のためには、過去の成功体験や習慣にとらわれないフレッシュな皆さんの知恵と力が不可欠である。具体的な希望を2点お話するので、力を合わせて頑張っていただきたい。
第一は、「感性を磨き自ら行動する習慣を身につけること」である。メーカーである当社は、モノづくりが命であり、モノづくりとは、製品の開発や設計、製造だけでなく、マーケティングや販売などまでを含んだ、総合的な広がりのあるものである。その原点は、お客様のニーズにあったものを、タイムリーかつ適正な価格で提供することである。当社には、研究開発、設計、製造、販売、物流から保守までの各部門が機能的に組織されているが、各部門に共通して必要なことは、世の中の様々な動きに興味をもって接し、自分で感じ取って行動すること、そして、世界的な視野に立ち、われわれはどうあるべきかを考えることである。皆さんには、世界中のお客様のニーズに敏感に反応し、自ら進んで対応するワークスタイルを身に付けていただくことをお願いしたい。
第二は、「自分の市場価値を高めること」である。皆さんは、上司や先輩から指導を受けながら仕事を覚えていくわけだが、一日も早くお客様にご満足いただける価値を、自らの知恵と力で生み出せるよう成長していただきたい。企業内だけでなく広く世界で通用する、いわゆるプロフェッショナルになってもらいたい。当社では、多様な研修体系を整備しており、ローテーションについても、チャレンジ精神がある人には、より一層の力が発揮できる機会を提供できるよう、「社内公募制度」に加え、「社内FA(フリー・エージェント)制度」も昨年から導入している。皆さんには、自分自身の市場価値を高め、世界に通用する人材になることを目標にしていただきたい。
私は、当社を社員みんなが誇りに思える会社にしていきたいと申し上げている。そのためには、会社が継続して成長し続けることが大前提である。皆さんと一緒になって困難に立ち向かい、それらを乗り越えて行きたいと考えている。夢や志を高く持ち続け、一人ひとりがビジネスのプロフェッショナルとして成長することを期待している。
当社の入社式は、本日、茨城県日立市にある日高工場にて行なわれました。
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