2004年 旧 日立電線ニュースリリース

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日立電線がRoHS指令対応の新グリーン調達基準を策定
国内取引先約1000社に徹底を開始

 日立電線グループでは、「環境保護」を始めとするCSR(Corporate Social Responsibility)を経営活動の基幹に据え、グループをあげて推進しております。特に環境保護においては、近年、特定有害物質の製品への含有を禁止または制限する動きが顕著となっており、当社グループでは、こうした動きに対応するため、新グリーン調達基準を策定し、日立電線及び国内グループ会社の国内取引先約1000社を対象に同基準の徹底をご依頼することといたしました。7月14日(水)〜22日(木)に東京及び茨城の両地域において、8回に分けて取引先説明会を開催し、新グリーン調達基準の浸透を図ってまいります。

 当社グループの新グリーン調達基準が対象とする化学物質は、RoHS(注1)指定の6化学物質(注2)を含むJGPSSI(注3)指定の29物質であります。当社グループでは、各取引先に対して、JGPSSIレベルA指定の15物質の不含有保証書と29物質の含有情報シートの提出を求めるとともに、必要に応じて納入資材の分析検証や取引先の工程審査等を行い、年内を目処に数万点の購入原材料・部品及び当社グループ製品の含有化学物質データベースを構築してまいります。これにより、当社グループ製品の含有化学物質管理の信頼性向上、新製品開発の際の環境適合材料・部品の選定支援、ならびに現在毎月1000〜1500件に達しているお客様からの含有化学物質調査への回答の迅速化を図ってまいります。

 当社グループでは、環境会計の導入、ISO14000シリーズの取得、環境配慮型電線・ケーブル「エコグリーン(R)」等のエコプロダクトや廃電線回収リサイクルシステム等に加え、法令遵守体制の強化を図ることで、環境保護に積極的に取り組んでまいります。


(注1) RoHS(Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment)
EU(欧州連合)に加盟する15カ国で発効した、電気・電子機器約70品目に含まれる特定有害物質の使用制限指令。
(注2)RoHS指定6物質
鉛・水銀・カドミウム・6価クロム・ポリブロモビフェニル、ポリブロモジフェニルエーテル
(注3)JGPSSI(Japan Green Procurement Survey Standardization Initiative)
グリーン調達調査共通化協議会。調査対象リスト及び回答フォーマットを共通化することで、グリーン調達調査にかかわる調査労力を軽減し、回答品質の向上を目的とした協議会。
(注4)JGPSSIレベルA指定15物質
カドミウム、六価クロム、鉛、水銀、TBTO、TBT・TPT、ポリブロモビフェニル、ポリブロモジフェニルエーテル、PCB、ポリ塩化ナフタレン、短鎖型塩化パラフィン、アスベスト、アゾ染料・顔料、オゾン層破壊物質、放射性物質

【本件に関する問い合わせ先】
ビジネスサポート本部 資材センタ 企画・BPR推進グループ 03-5252-3277
環境防災整備推進本部       03-5252-3293