2004年 旧 日立電線ニュースリリース

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入社式社長挨拶(要旨)

 日立電線グループでは、熾烈なグローバル競争に勝ち抜くため、さまざまな施策を実行してきたが、グループの全員が総力を結集し、たいへんな苦労と努力を重ねた結果、2003年度は経常利益で3年ぶりの黒字化を果たす見通しである。
 2004年度は、成長著しい中国を中心に、世界経済は明るさを見せ始めているが、デフレや円高基調、昨年末からの材料価格の急騰などもあり、一層の競争力の強化や事業構造の転換が求められている。そのための具体的な施策を2点お話しするので、皆さんもよく理解し、私と一緒に力を合わせて頑張って欲しい。
 第一は、世界に通用する「市場創造型」、「技術創造型」企業への転換である。この実現のためには、新製品開発力とマーケティング力の強化が最も重要である。現在、当社が注力している情報・エレクトロニクス関連製品は、日々の進化が激しく、製品のライフサイクルも短い。常にお客様のニーズに合ったもの、お客様に喜んで使っていただけるものを提供し続けるためには、「新製品開発力」が決め手となる。また、お客様のグローバル展開へのスピーディな対応、中国市場への展開に重点を置き、マーケティング力の強化も図っている。当社グループのあらゆる分野・部門の力を飛躍的に高め、互いの相乗効果により、新たな技術を創造し、新たな市場を切り拓いていくことこそ、企業に課せられた使命と考えている。
 第二は、皆さんが誇りを持てる「市場価値の高い日立電線グループ」を作り上げることである。会社の市場価値は、社員一人ひとりの「市場価値の総和」であり、皆さんを含めた社員全員が、現状に満足することなく、高い目標を掲げて大いに学習し自己革新を遂げることが、当社の市場価値を高めることにつながる。
 皆さんには、学生時代に培った「知力、気力、そして体力」を活かして、今まで以上に自己研鑚を図っていただきたい。会社としても、皆さんが自分の市場価値を高めることができるステージづくりに一層傾注していく。現在、従来の教育・研修体系に加えて、技術力の強化を目指した人材育成の仕組みづくりを進めている。さらに、チャレンジ精神と能力がある人に、より一層の力を発揮できる職場を提供できるような制度も導入した。皆さんには、進むべき方向を主体的に考え、世界に通用するプロフェッショナルを目指していただきたい。

 当社の入社式は、本日、茨城県日立市にある日高工場にて行なわれました。