2003年 旧 日立電線ニュースリリース

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リードフレーム事業を連結子会社に移管

 当社は、2003年10月1日付けで国内のリードフレーム関連の全事業を当社の連結子会社である日立ケーブルプレシジョン株式会社(以下「日立ケーブルプレシジョン」といいます。)に移管することにいたしました。

 当社は、日立ケーブルプレシジョンを2000年12月に設立し、それまで当社で行なっていたリードフレーム事業のうち、トランジスタ用リードフレーム等、一部製品の製造を移管し、同社を当社電線工場(茨城県日立市)に次ぐ当社グループ国内第2のリードフレーム製造拠点として育成・強化してきました。この結果、2002年6月にISO9001を取得するなど、品質・納期・コスト等の面でお客様にご満足いただける体制が整ってきました。
 そこでこのたび、リードフレーム事業のさらなる経営効率向上を図るため、設計、製造および販売等、国内リードフレームに関する事業を、完全に日立ケーブルプレシジョンに移管し、同社を当社グループを代表するリードフレームの総合メーカーと位置づけることとしました。移管は7月下旬から順次進め、10月1日には完了する予定です。

 今後、日立ケーブルプレシジョンは、日立電線グループにおけるリードフレーム事業の統括会社として、国内事業はもとより、海外で同事業を行なっているヒタチケーブル・シンガポール社(シンガポール)、ヒタチケーブル・ピー・エス・テクノ・マレーシア社(マレーシア)およびヒタチケーブル・フィリピンズ社(フィリピン)の活動を有機的に連動させ、同事業のワールドワイドでの発展を図ってまいります。なお、当社は、2メタルTABテープ*1 やCOF*2 など、特長製品分野に注力し、当社グループ全体として、半導体パッケージ材料事業の強化を図ってまいります。

日立ケーブルプレシジョンの概要

1.商号 日立ケーブルプレシジョン株式会社
2.本社所在地 山形県米沢市芳泉町901(製造拠点:山形県米沢市、茨城県日立市)
3.代表者 取締役社長 坂東 良則
4.資本金 400百万円(2003年7月25日現在)
5.出資者 当社100%
6.事業の内容 電子部品およびその材料の製造および販売
7.業績
  2003年3月期 2004年3月期予想(( )内は移管分)
売上高 3,939百万円 10,000百万円 (5,700百万円)
経常利益 157百万円 350百万円 (160百万円)
*1 2メタルTAB:TABテープの両面に配線パターンを形成し、電気特性の確保および高密度配線を実現する配線基板材。
*2 COF:Chip On Filmの略。リードとチップを接続する際にフィルムに直接ボンディングすることでリードの変形をなくし、さらなる高密度配線を実現する配線基板材。

以上