2003年 旧 日立電線ニュースリリース

一覧へ戻る

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

入社式社長挨拶(要旨)

 経済環境がグローバルなレベルで大きく変化し続けているなか、当社では、従来製品(Tビジネス)から情報エレクトロニクス関連製品(Eビジネス)への経営資源のシフトを推進してきた。2000年度はこれが効を奏し、過去最高の経常利益を記録したが、2001年度はITバブル崩壊の影響を強く受け、会社分立以来初の赤字決算を余儀なくされた。2002年度は業績回復のため、受注の確保と様々なコスト削減策に取り組んだが、市場環境の変化は、当初予想していた以上に大きく、誠に残念ながら、前年に引き続き赤字決算となる見通しである。
 このような状況から一日も早く業績を回復させ、筋肉質な経営基盤を創り上げるため、「事業の選択と集中」を経営の中心テーマとして掲げ、当社グループをグローバル競争に勝ち抜いていける事業の集合体に変えていく。この施策を強力に推進していくため、全社員にお願いしている下記の重点事項を、皆さんもよく理解して取り組んで欲しい。
 第一は「経営品質の向上」である。「経営品質」とは、人材・戦略・情報など、経営のいろいろな要素にかかわる品質のことである。「経営品質が高い」会社とは、ひとことで言えば、お客様が要求するサービス・商品を適正価格でタイミング良く提供できる会社のことである。競争相手よりも早く顧客満足を達成できる仕組みを持ち、その仕組みが市場競争と環境変化に対応して効率よく運営できれば、お客様から自然に当社を選んでいただけるのである。
 日立電線の企業理念では、『キラリと光る"e"企業へ…。「お客様に満足いただける会社」、「社会から信頼される会社」、「新しい価値を創造する会社」を目指します』と謳っている。皆さんにもこの理念を常に心に留め、行動していただきたい。
 第二は「自分の市場価値を高めること」である。経営品質向上には人材の品質向上、すなわち自分の力を高めることが欠かせない。そのためには主体的な勉強を積み重ねることが必要である。これからの大競争時代に他社に勝つためには「市場価値」の高い人材の多さが決め手となる。
 私も本日、社長に就任したが、社長としての第一歩を踏み出した日に、社会人の第一歩を踏み出した皆さんへご挨拶できるのも不思議な縁。是非私と一緒に力を合わせて頑張ってほしい。

 当社の入社式は、本日、茨城県日立市にある日高工場にて行なわれました。

過去3年間の新卒採用数(大学卒)

  大学卒 大学院卒
(( )内は博士課程修了者で内数)
合計
事務系 技術系 事務系 技術系 事務系 技術系
2001年
4月入社
13 6 19 4 42(2) 46(2) 17 48 65
2002年
4月入社
13 15 28 2 36(5) 38(5) 15 51 66
2003年
4月入社
9 11 20 4 21(0) 25(0) 13 32 45

 なお、2004年入社の新卒採用数は、減少する予定です。