2002年 旧 日立電線ニュースリリース

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中国 上海地区に、情報・エレクトロニクス機器用電線の販売会社を設立
-情報・エレクトロニクス機器用電線の中国ビジネスを拡大-

 このたび当社は、中国上海市外高橋保税区内に販売会社、「上海日立電線貿易有限公司」を設立し、4月1日より営業を開始いたしましたのでお知らせします。

 中国では、上海市を中心とする華東地区において、移動体通信端末の増産、ノートパソコン生産の台湾地域からの移管、日米欧の医療機器メーカー等の進出が進んでいます。これにより、エレクトロニクス機器や情報家電等の内外部配線に使われる電子機器用電線・巻線についても、これまでの華南地区に加え華東地区の需要が急拡大しています。

 既に当社では、中国国内に「上海日立電線有限公司」(上海)、「日立信電電線有限公司」(深せん)、「華南電線加工有限公司」(深せん)を設立し、電子機器用電線・巻線等の製造および販売を行ってきましたが、この急拡大する需要に適切に応え、お客様へのサービスをさらに徹底させるために、上海日立電線貿易有限公司を設立したものです。

 同社は、当社グループの日本を含む全生産拠点の製品を中国国内へ輸入販売するとともに、中国国内にある当社グループ拠点の製品の中国国内販売および輸出販売を担当します。

 また、上海日立電線貿易有限公司は、中国のWTO加盟により、一層の市場拡大が予想される情報通信・光関連・半導体関連の各分野においても、当社グループ製品の拡販を図ります。さらに、中国製品の国際調達や中国全土のマーケティングも行います。

 上海日立電線貿易有限公司の設立に当たっては、当社の流通関係会社も出資し、同社を足がかりとして中国進出を図ることにより、日立電線グループとして、国内外で一貫した、よりきめの細かい流通サービスの実現を目指します。また、同社では、自社の倉庫において電子機器用電線を中心に在庫を保有し、多様な製品を必要とするお客様のニーズにスピーディーに対応できる体制を整えます。

 さらに、これを機に、中国における生産についても、上記した上海の製造販売会社である上海日立電線有限公司において、主要な電子機器用電線(耐熱電線、環境対応電線、医療用電線、コンピュータ用電線等)の生産能力を飛躍的に高めつつ、需要拡大に対応する方針です。

 今後当社グループは、上海日立電線貿易有限公司設立による販売力の強化と、中国国内生産の増強の相乗効果により、急拡大する中国市場において、さらに積極的な営業活動を展開する考えです。

 上海日立電線貿易有限公司の概要は、下記のとおりです。

1.社 名 上海日立電線貿易有限公司
2.設立年月日 平成14年2月27日
3.営業開始日 平成14年4月1日
4.主な業務内容 当社グループ製品の中国国内での輸入販売および中国からの輸出販売
5.売上高 25億円(平成15年度目標)
6.資本金 50万US$
7.出資比率 日立電線(株)80%
関西ハイエレック(株)4%
日立電線商事(株)4%
多々良電気工業(株)4%
松本電業(株)4%
藤長電気(株)4%
8.本店所在地 中国上海市外高橋保税区新霊路258号
No.258 Xin Lin Rd.WaiGaoQiao Free Trade Zone, Shanghai
9.代表者 董事長兼総経理 中村文夫(日立電線より出向)
10.人員 10名(営業開始時)

以上