このほど当社の電線工場(工場長：取締役 下嶋 清志 茨城県日立市助川町3丁目1番1号)がロイド・レジスター・クォリティー・アシュアランス社(略称：LRQA)よりQS9000の認証を取得しました。電線工場では自動車用ブレーキホースや、情報機器用部品等のゴム製品、半導体パッケージ材料等の電子部品材料を生産しており、今回認証を取得したのは自動車用ブレーキホース部門です。

　QS9000は、米国自動車業界のビッグ3といわれる、ゼネラルモーターズ社、フォードモーター社、ダイムラークライスラー社及びトラック業界5社が、自動車部品・材料の供給者に対する品質システム要求基準として、ISO9001をベースに自動車業界特有の要求事項を付加して制定した共通品質システム基準です。

　当社の米国における生産子会社であるヒタチケーブル・インディアナ社では既にQS9000を取得し、日本の自動車メーカーとゼネラルモーターズ社との共同開発車向けにブレーキホースの納入が決定しています。今回のQS9000の認証取得は、当社にとって世界中に拠点を持つ米国ビッグ3とのビジネス拡大を図る上で必須条件となるものです。

　当社は、日本、アメリカ(アメリカ合衆国、メキシコ)、東南アジア(フィリピン)及び欧州(イギリス)に生産拠点を築いており、4極体制により自動車部品事業の世界戦略を展開しています。今回のQS9000の認証取得を契機に、品質保証体制のさらなるレベルアップを図り、グローバルでお客様から信頼される製品の提供に努めていきます。

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