2000年 旧 日立電線ニュースリリース
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銅管の合弁会社を中国に設立
このたび日立電線株式会社(社長 原精二)と古河電気工業株式会社(社長 古河潤之助)は、中華人民共和国の上海市松江経済技術開発建設総公司と合弁で、上海市松江工業区に主としてエアコンに用いられる内面溝付銅管を中心に空調機および冷凍機の熱交換器用として用いられる銅管を製造・販売するための合弁会社を、今年12月を目処に設立することになりました。
日本国内の銅管市場は、エアコンメーカーの海外シフトにより縮小傾向にある一方、中国では近年エアコンの生産台数が急速に拡大しており、いまや世界最大の銅管市場と言われております。
また、今日、銅管メーカーが高い競争力を保持するためには、最新鋭の設備による高品質・低コストの銅管製造はもとより、新冷媒・省エネルギーに対応した高性能な銅管の製造が必要になっております。従って、急拡大する中国市場に確実に対応するために中国国内に生産拠点を築き、環境問題に対応した日本の生産技術を移転することが急務となっておりました。
そこでこのたび、世界の溝付管の開発と製造をリードしてきた両社が手を組み、最新鋭の設備を導入して、溶解・鋳造から高性能内面溝付銅管の製造までの一貫生産ができる会社を設立することにしたものです。
今後両社は、中国政府機関に対して合弁会社設立のための認可申請を開始し、2002年後半の生産・納入開始を目指してまいります。
新会社の投資額は9500万米ドルを予定しており、当面は、中国国内の日系・中国系エアコンメーカー向けに内面溝付銅管事業を立上げますが、今後の市場の動向を見ながら外面加工銅管などにまで生産品目を拡大していく構想です。
新会社の概要
会社名 | 上海日光銅業有限公司(仮称) |
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所在地 | 上海市松江工業区 |
資本金 | 5000万米ドル |
出資比率 | 日立電線 47.5%、古河電気工業 47.5%、 上海市松江経済技術開発建設総公司 5% |
設立年月 | 2000年12月(当初目標) |
敷地面積 | 86,000m2 |
建家面積 | 30,000m2 |
売上高目標 | 約40億円(2003年度) |
人員 | 約160名(当初予定) |
以上