当社では、かねてからフィリピンにおける生産拠点の検討を進めてきましたが、このほど当社100％出資の子会社「ヒタチケーブルフィリピンズ社」を設立し、フィリピン・バタンガス州リパ市郊外のリマテクノロジーセンター(マニラ市の南約65km)内の輸出加工区で同社が生産を開始するための承認をPEZA(Philippine Economic Zone Authority)から得、今秋からの生産開始に向けた準備を本格的に進めることとなりました。これは、フィリピンに進出している日系自動車メーカーやエレクトロニクスメーカーなどから強く求められていた現地調達に対応するためのものです。

　このヒタチケーブルフィリピンズ社では、自動車用電線や機器用電線をはじめ、情報機器用ゴムローラー、自動車用ブレーキホース、パワーIC用リードフレームの生産を行う予定です。なお、同社の初年度の売上金額は、10億円を予想しております。

　ヒタチケーブルフィリピンズ社の概要は、下記のとおりです。

記

商号	Hitachi Cable Philippines, Inc.
所在地	Lima Technology Center, Lipa City, Batangas, Philippines
代表者社長	栗本紘夫/日立電線(株)
資本金	約8億3千万円(2億ペソ)
設立年月日	1997年9月1日(SEC登録日) ※SEC＝Securities And Exchange Commission証券取引委員会
敷地面積	約10万平方メートル
建物面積	約1万平方メートル(第1期分)
出資比率	日立電線(株) 100％
生産品目	自動車用電線、機器用電線、情報機器用ゴムローラー、自動車用ブレーキホース、パワーIC用リードフレーム
生産開始	1998年10月(予定)
人員	約90人(初年度予定)

以上