1997年 旧 日立電線ニュースリリース
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RDFリサイクルプラントが稼動を開始
-月間約105tの生産能力で廃棄物の再利用を推進-
このたび当社では、工場の生産活動から発生する廃棄物を原料に使用して、RDFを生産するリサイクルプラントの建設を完了させ、このほど稼動を開始致しました。これは、わが国の電線業界で初めてのことです。
近年、廃棄物の再利用対策として注目されているRDF(Refuse Derived Fuelの略)は、紙くずや廃プラスチック等の可燃性廃棄物を破砕ののち熱圧縮成形して作られる「固形燃料」のことです。これらは、紙くず3:木くず2:廃プラスチック5などの割合で配合され、その発熱量は石炭と同レベルの約21,000〜25,000kJ(キロジュール)/kg(約5,000〜6,000kcal/kg)に達するよう設定されています。
今回稼動を始めた当社のRDFリサイクルプラントは、茨城県日立市にある当社の5つの工場から発生する可燃性廃棄物をあらかじめ分別したのち集約してRDFを生産するもので、約2億円をかけて豊浦工場に建設されました。その生産能力は、4.8t/日(月間約105t)で、RDFをご利用いただけるユーザーに対しサンプル出荷を始めました。当社では、このRDFリサイクルプラントの導入により、廃棄物を、運搬・保管が容易な固形燃料に再利用することができるとともに、廃棄物の外部委託量が大幅に削減できる等の大きな効果を期待しております。
RDFリサイクルプラント概要
(1)竣工日 | 平成9年11月19日(水) |
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(2)製造メーカー | 日立設備エンジニアリング(株) |
(3)建設費用 | 約2億円 |
(4)生産能力 | 4.8t/日(月間約105t) |
(5)設置場所 | 豊浦工場(工場長:坂本正寛) 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 |
当社の環境保護活動について
当社では、地球規模の環境保護活動への取組みとして、1993年3月に日立電線環境保護行動指針および環境保護活動計画(ボランタリープラン)を策定して事業活動全般にわたりこれらを実行に移しております。
当社のボランタリープランでは、「地球温暖化の防止」及び「オゾン層破壊物質の全廃」とともに「リサイクルの推進」をテーマに掲げ、その中で、廃棄物の外部委託量を2000年までに1991年の50%に削減するという目標を定めて、全社的に活動を展開しています。
これまでの5年間にも、生産技術力の向上等による廃棄物発生量の削減及び分別投棄の徹底によるリサイクル化等を推進してきており、既にボランタリープラン目標値の5割を達成しています。
以上
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〒319-14
茨城県日立市川尻町4丁目10番1号
日立電線株式会社 豊浦工場総務部総務課
TEL(0294)42-5410 FAX(0294)43-6598