1997年 旧 日立電線ニュースリリース
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ホームステイプログラムで日米文化交流に貢献
このたび当社は、(株)日立製作所から分立して40周年を迎えたのを機に、当社の米国関連会社が在る地域に住む高校生のホームステイを受け入れるプログラムを実施することになりました。初回となる今回のホームステイ期間は、平成9年7月18日(金曜日)から7月26日(土曜日)までの8泊9日の予定です。
当社の海外関連会社は、現在、米国、中国、東南アジア及び欧州に、全部で19社を数えるまでに至っていますが、いずれの会社も企業として現地社会に溶けこみ、地域と当該関連会社とが相互補完的な関係を構築していくことが、ますます重要になってきました。また、世界に数多くある文化の一つとして、日本人や日本の文化が各国において正しく理解されるように、各関連会社が何らかの役割を担えるように努めるとともに、日本サイドも外国の若者と直に接することにより、その国についての多くの知識・理解を得ることが極めて重要になってきています。そして、こうしたことがまた、当社経営のキーワード「グローバリゼーション」を真に実現させていく方途になるものと確信しています。
このような考えから、夏休みを利用した米国高校生のホームステイプログラムを企画し、当社従業員家庭でのホームステイを通して、ありのままの日本の日常生活、習慣を経験できる機会を提供しようとするものです。
今回参加する米国高校生は、学校での活動・成績、地域活動の実績、"If I had opportunity to visit Japan"という題のエッセイの内容等を基準にして選抜されたもので、全員日本に来るのは初めて。今回のプログラムに参加するに当たって、「同年代の日本人と日米の文化・政治の違い、また、将来の夢等を話し合ってみたい。」「日本の建築や産業を米国のそれと比べてみたい。」「日本の人にもアメリカの文化を理解してもらえるよう、アメリカ人の代表のつもりでいろいろ説明したい。」などの抱負を話しており、非常に意欲的な人ばかりです。
当社では、参加する高校生が、欧米の文化とは非常に異なる日本の文化を、肌で感じとり、帰国後も、家族、友人、地域の人たちに、日本で学んだこと・体験したことを共有していただけるような働きかけをしていただき、このプログラムをきっかけに、文化交流の輪がさらに広がっていくことを願っています。
ホームステイプログラムについては、今回の参加者の意見・感想を参考にしながら、参加国、期間、内容等を見直し、今後も継続して実施していく方針です。
当社はこれからも、海外において生産販売活動を行うだけでなく、このようなボランティア活動を通して、現地社会に溶け込み、社会に貢献していく企業グループを目指していきます。
ホームステイプログラムの概要
1.参加者
当社の米国関連会社進出先から各2名の計8名
- ヒタチケーブルマンチェスター社・ニューハンプシャー州
- ヒタチケーブルインディアナ社・インディアナ州
- コネックスケーブル社・カリフォルニア州
- オックスフォードワイヤーアンドケーブルサービシィズ社・ミシシッピ州
2.ホームステイプログラムの主な実施内容
- 当社従業員家庭でのホームステイ
- 当社工場の見学
- 茨城県日立市の高校生との交流
- 日本の伝統文化の体験(笠間焼陶芸体験・茶道のお点前鑑賞)
- 東京及び京都観光