1995年 旧 日立電線ニュースリリース
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タイに通信工事の合弁会社を設立
このほど当社は、タイのバンコクに通信工事会社「ロックスレー・ヒタチ・ケーブル・エンジニアリング社」をタイの財閥ラムサム・グループ*1 の一員であるロックスレー社*2 等との合弁で設立しました。
当社は、これまでもバンコク市内通信網整備プロジェクト等を継続的に受注するなど、タイにおいて通信工事事業を積極的に推進してきました。一方、タイの通信工事市場は、3年前に政府の民間資本導入政策により電気通信事業の運営がタイ電話公社から民間会社に移管されたのを契機に、その資材調達や工事の施工は現地企業を優先する傾向にあり、最近では、その動きが一段と強まっています。そこで、こうした状況に対応するために、現地の有力企業と合弁で、通信工事会社「ロックスレー・ヒタチ・ケーブル・エンジニアリング社」を設立することとしたものです。
新会社の概要は、次のとおりです。
商号 | Loxley Hitachi Cable Engineering Co., Ltd. |
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所在地 | 304 Suapah Road, Bannkok, 10100 Thailand |
電話番号 | 66-2-225-9711 |
設立年月日 | 平成7年3月23日 |
資本金 | 2,000万バーツ(約8,000万円) |
出資比率 | 当社49%、ロックスレー社40%、ヒタチ・バンコク・ケーブル6%、トサミット社*3 5% |
代表者 | 会長 Mr.Dhongchai Lamsam(ロックスレー社社長) 社長 国友安彦(前当社日高工場通信システム設計部副技師長) |
事業内容 | 通信ケーブル工事及びネットワーク関連工事の設計・管理・施工 |
従業員数 | 当初約30名 |
売上高 | 初年約30名 |
ご参考
*1 | ラムサム・グループ タイの商業銀行第三位のタイ農民銀行(Thai Framers Bank Ltd.)、金融会社の上位10傑(総資産額)に入るパットラ・タナキット社(Phatra Thanakit,Ltd.)とタイ投資証券会社(Thai Investment & Securities,Ltd.)、そしてタイ最初の近代的生命保険会社であるムアンタイ生命保険会社(Muang Thai Life Assurance)などからなる金融コングロマリットで、タイの四大金融財閥の一つである。傘下企業数は約70社。タイ農民銀行の会長バンチャー・ラムサム氏がグループ全体を率いている。 |
*2 | ロックスレー社(Looxley Public Co., Ltd.) ラムサム・グループ約70社の中核企業の一つ。主として、同グループの商社機能を担当しており、エンジニアリング(エレベータ、エスカレータ、配電部品等)、化学、建築材料用品、事務機器、コミュニケーション・エンジニアリング(通信機器及びその保守点検)、コンピュータ等の部門を有する。資本金は400百万バーツ(約17億円)、91年度の年間売上高は1,829百万バーツ(約79億円)で、従業員数は2,000人である。 |
*3 | トサミット社 1994年1月に設立された資本金5百万バーツ(約20百万円)の貿易会社で、主にTOTへの資材納入等を事業目的としており、従業員数は85人である。 |
以上