1993年 旧 日立電線ニュースリリース
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AT&T-SSI社(米国)と光海底ケーブル長期供給契約を締結
このほど当社は、米国の大手電話会社AT&Tグループの海底通信ケーブルシステム建設保守会社であるAT&Tサブマリン・システムズ社(略称 AT&T-SSI社)との間で、光海底ケーブルの長期供給契約を締結しました。
AT&T-SSI社は、世界の通信用海底ケーブルプロジェクトをこれまで数多く手掛けていますが、国際通信量が飛躍的に増大している中、同社では、旺盛な国際通信需要に対処する必要から、経営幹部を含むミッションを当社に派遣し、関連施設を視察した結果、最終的に当社の海底ケーブル専用工場である「みなと工場」(茨城県日立市)が3万トン級の船舶を直接接岸でき最適であること及び当社の製造技術や品質管理が優れていることを高く評価し、今回の光海底ケーブル長期供給契約の締結に至ったものです。
今回の契約に基づき当社は、同社より部品の一部の供給を受け、AT&Tベル研究所の仕様書に従い、ルート条件に合わせたシングルモード光ファイバ海底ケーブル(無がい装又はがい装付等計5タイプ)を設計・製造し、数百ないし数千キロメートルの超長尺一条に仕上げて同社に納入することとなります。なお、契約期間は5年です。
現在当社では、「みなと工場」内に同社向け光海底ケーブルの専用設備を整備中で、早ければ、今年の第二四半期にはサンプル出荷を行い、その後本格生産に入る予定です。
今回の契約締結により、当社の総合電線メーカーとしての地位を揺るぎないものにできたことは、極めて意義深いものと考えます。
(ご参考)AT&T−SSI社の概要
AT&T-SSI社は、光海底ケーブルの設計、エンジニアリング及び布設に関する世界のリーダーであり、昨年だけで27,000kmの布設実績があります。また、同社は、同時に百万通話が可能な新製品「SL2000」を世界で初めて発売し、既に10億ドル以上の商談を成約しています。
AT&T-SSI社は、5隻の布設専用船や掘削機、無線操縦車両を含む各種海洋布設機器を保有し、世界の海底通信ケーブル布設のトップシェアを保持し、他社の2倍以上にあたる200,000kmの実績があります。
会社名 | AT&T Submarine Systemus,Inc. |
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本社所在地 | 340 Mt. Kemble Avenue,Morristown,New Jersey,07960 U.S.A. |
代表者 | 社長 William B. Carter |