機種選定

機種選定方法

チルドタワーに対する冷水入口温度24℃、冷水出口温度18℃、冷水流量25m3/hにおける空冷チルドタワーを機種を選定します。

  • (1) 上記冷水使用条件により下記冷却能力線図上の交点(印)が定まります。

    能力線図は当ホームページよりダウンロード可能

    [図]冷却能力線図

  • (2)この印は、水量比(※)80%の線上にあることが分かります。
    これはチラー1台当たり冷水を最大80リットル/min流すことができることを意味します(80リットル/min・台)。

    (※)水量比は、ある温度条件におけるチルドタワーの標準水量に対する最大可能冷水流量の比率を意味します。チラー(圧縮機7.5kW)1台あたりの標準水量は100リットル/minで、これを水量比100%とすると冷却能力線図上で定まった水量比(%)は、チラー1台あたりの最大可能冷水流量と等価になります。
  • (3) 必要なチラー台数を計算します。
    下記計算より7.5kW圧縮機が5.21台必要です。
    (25m3/h×1000リットル/m3÷60min/h)÷80リットル/min・台≒5.21台
    これはチラーが5.21台必要であることを示しています。
    これより空冷チルドタワーの機種はチラーを6台を搭載したHICS-602A(圧縮機台数6台)が選定されます。
    (HICS-202Aは2台、402Aは4台、602Aは6台、802Aは8台のチラーを搭載しています。)

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